その399 義侠あり!
防塵挺身隊、現在開店休業中である。
この時期になると、霞ヶ浦の湖岸線は植物に覆われて、
殆んど動けない状態になるからだ。
加えて、今年の暑さに、噴火に、地震に、台風と、
どうなっているの日本列島・・・・・・である。
もちろん、防塵挺身隊はいつでも出動できるけれど、
この時期には敢えて予定を組まないようにしている。
清掃活動の動きが束縛されるのが目に見えているからね。
但し、台風による増水や悪質な不法投棄があると、
小さい防塵挺身隊が出動する。
これは万が一に備えて、急遽出動する清掃活動である。
なので、4~5日先にもかかわらず、
昨日とか、本日とかに出動要請が発令される。
隊員の皆さんにとってはたまったもんではないが、
多い時には十数人が集まってくれる。
皆さん、霞ヶ浦を愛するが故だね。
霞ヶ浦が汚されるのを放っておけない!
そう、つまりは義侠心である。
誰に知られることもなく、ただただ黙ってゴミ拾い・・・・・・
これは、「義を見てせざるは勇なきなり」とか、
「強きを挫き弱きを助ける」という言葉に似ている行動である。
つまり、正義を重んじ、自分の為すべきことに責任を持っているってことだ。
だからこそ、こんな奉仕活動ができるのである。
その根本が、活動する魂が、そして継続させる力の源が、
「俺たちのバスフィッシングを守る!」なのである。
しかし、その活動も自然には敵わない。
以前、6月に防塵挺身隊の活動をしたことがあったが、
植物に阻まれて普段の活動の半分ほどしか達成できなかったのだ。
加えて、雨と暑さで参加者の殆んどが軽い熱中症や体調悪化を訴えた。
で、6月から9月までの四ヶ月間は開店休業としたのである。
しかし、何もしないって訳には行かない。
体が鈍っちまうからね。
そこで、子ども釣り教室をこの期間に行うようになった。
6月は環境月間での子ども釣り教室、
7月が泳げる霞ヶ浦市民フェスティバルでの子ども釣りマナー教室、
8月の霞ケ浦環境科学センター夏まつりでの子ども釣り教室など、
防塵挺身隊の一休み期間を利用して、
子どもたちに俺たちの得意な釣りの指導をしている。
いやぁ~、貧乏暇なしなのであるよ。
さぁ~て、今週末は霞ケ浦環境科学センターで子ども釣り教室だ。
皆の衆、張り切って参りましょう!
今日は今日とて、その準備に邁進だよ。