その420 植物の力
罵州雑言の「その402」で紹介したヒシモは、
極々可愛らしく咲いていた。
けれど、一ヶ月も経つと・・・・・・。
これが6月2日の状態だった。
それが、ほぼ一ヶ月が経過した6月26日には、
驚きなさるな、こんな状態になっていたのであるよ。
俺は驚いたね。
早いねぇ。植物の成長は!
巾着の隙間に出来た僅かな水面を、覆い尽くす勢いである。
いや、いや、覆い尽くしちゃうんだろうなぁ。
さらに、葉茎がどんどん伸びて、
巾着の網までを隠しちゃうんだろうなぁ。
そう、そう、すぐ傍にはミズヒマワリが触手を伸ばしていた。
将来的には、外来種も在来種も入り乱れた
大きな植物帯になるんだろう。
そう考えると、粗朶沈床の囲いの中に入れた巾着よりは、
水質浄化には役立ちそうだ。
植物の根が水中の様々な懸濁物を吸着し、固形化するんだな。
確かにヘドロはたまってしまうがね。
でもね、透明度が良いってことは、
太陽光が水底まで届くってことである。
すると、植物の光合成により水中に酸素が溶け込むようになる。
酸素が多いってことは水に輝きが増すってことでもある。
それはより多くの命を育んでいるからに他ならない。
霞ヶ浦の水をそんな水にしたいなぁ。
それには先ず、人間が投棄したゴミを退かし、
次いで植栽を行うんだな。
霞ヶ浦・水生植物植栽基金、募集中だよ!