その434 雨が止んだら……。
昨日の夕立、凄かったねぇ。
ゴロゴロ、ピカピカ、ザァザァだからね。
遠くで雷鳴が鳴り響きはじめた。
こりゃ、一雨来るなっ!
てなことで、作業を早めた。
そのうち、ピカッときた。
雷鳴もどんどん大きくなってきた。
暗雲が頭上に立ち込めた。
まだ雨は降っていないが、今にも空は泣きそうである。
雷鳴がどんどん近付いてきた。
ピカッと光るが、明るすぎて稲妻が目立たない。
が、確実に天と地を結ぶ電気が走っている。
クワバラクワバラ……桑原に逃げ込むと雷の被害を受けないそうである。
で、クワバラクワバラと言うのである。
悪の大王が天空を覆い尽くし、太陽を遮断し、
闇の世界を広げて行くような錯覚に陥る。
まるでこの世の終焉の様に黒雲が蔓延ってきた。
この直後だった、大雨が降ったのは。
突然に大粒の雨が降ってきた。
トタン板製の屋根のNPOミズベの霞ヶ浦事務所は、
けたたましい雨音に包まれた。
ラジオの音がかき消されるような大きな雨音である。
雨は降ったり止んだりして、午後4時頃まで降った。
霞ヶ浦の周辺の堤脚水路は一気に濁った。
こりゃ、きっと釣れる……そう思って雨の上がった5時頃から
釣り竿とバケツを持って出掛けた。
案の定、アカムシ餌に12~13cmのマゴイが数匹掛かった。
タモロコは相変わらず釣れた。
で、昨日は1時間ほどの釣りで50匹を追加した。