その439 投げて捲くが日常なのだ。
昨日の夕方、内側上顆炎の治療を終えてから、
居ても立ってもおられず、ロッド一本を抱えてバス釣りに行った。
数週間もルアーを投げていないと禁断症状が現れるのだ。
まるで中毒である。
と言うよりも、日常生活の中に入り込んでいるので、
身体も心もキャスティングを欲するのだな。
折からの南西風で南岸は風裏になっており、釣りがし易かった。
Wally SRのブーチチカラーを投げる、2アクションを加える、
ポーズをとる、再び動かす……トップウォーターゲームで魚を誘うのだ。
が、バスからの反応は一向にない。
きっと、直射日光が嫌で潜っているんだよな。
勝手にそう決めて、クランキング(リールのハンドルを回す)を5回、
2秒間止めて再びクランキングを5回、また2秒止めて……を繰り返す。
ストップモーションの時に、何かがルアーを引っ手繰った。
が、フッキングには至らなかった。
でもね、魚のいるのことが判っただけでメッケもんである。
その後も信じて投げ続けられるからね。
何回目かの引っ手繰りで掛かったのは、
小さなアメリカナマズだった。
このサイズじゃベビーだな。
どうせならメーターオーバーのビッグワンだ!
狙いをバスからアメリカナマズにシフトしたが、
その後は何も釣れなかった。
でもね、きれいな夕焼けを見ることが出来て、
それと、小さいながらも魚を釣ることが出来て幸せである。
アメリカナマズと蔑むことなかれ、魚は魚であるのだから……。