罵州雑言

罵州雑言

その441 命があればこそ!


 

 

毎日、毎日、暑い日が続いている。

熱中症対策、講じてね。

って、俺のことか!

 

エアコンや扇風機をつけずに暮らしていたお年寄りが……。

なんてぇニュースが流れる度に心が痛む。

その昔はエアコンなんかなくても暮らせたのであるが、

時代が変わると夏の必須品目となる。

 

地球温暖化?

そうじゃねぇよ、人間が便利さに甘んじているからだ。

それと経済が優先される社会構造だからである。

などとかく言う俺も、現代社会で大量の熱を発生している一人だ。

 

俺がガキの頃の高度成長時代は、

今まで存在していた自然がどんどん壊され、

経済と利便性ばかりが追求された時代である。

 

その当時の大人たちは、

外貨獲得や経済を回すために低賃金で朝から晩まで働かされた。

仕事は幾らでもあったようだが、

今で言うならブラック企業並みだったな。

でもね、文句を言うものはだれ一人いなかった。

それは会社そのものに家族的なところが存在していたからだ。

 

社長が親父なら部長はお袋だった。

先輩は兄貴や姉貴で、後輩は弟や妹だった。

そんな家族的な仕組みが存在していたからこそ、

朝から晩まで頑張れたし、

互いを気遣うことが出来た……と俺は思っている。

 

それが今では、実の親子や兄弟が憎しみ合ったり、

隣近所を疎ましく思ったりする時代である。

人の情けにすがりつく……なんてぇ浪花節的な人情は存在しないんだなぁ。

ああ、なんともやるせない。

それは自然環境に於いてもそうである。

 

その典型が外来種の排除だな。

外来種と言うだけで無意味に殺されている。

よく釣れる……と言うだけで粗雑に扱われる。

先日も湖岸に大量のヌマチチブが捨てられていた。

彼らの生存こそが、霞ヶ浦の水質を浄化させるのに、

そんなことはお構いなしで陸上に捨てる。

その魚が不要なら生きたまま水に戻せよ。

それが人としての道だぜっ。

 

 

441gomi

 

アア、また釣りのゴミが落ちていやがる!

 

 

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