その444 河川協力団体の勉強会
平成9年、河川法が変わった。
それまでの目的は治水と利水であったが、
新たに環境と言う項目が加わったのである。
と言うことをお勉強してきた。
実は先の土曜日、国立オリンピック記念青少年総合センターで、
河川協力団体の関東地区協議会のキックオフミーティングが、
開催されたからだ。
この法改正に伴って、
平成25年には河川協力団体制度が導入された。
で、その河川協力団体の関東地区で、
NPO水辺基盤協会は6番目に指定されたのである。
とは言っても、特例がアレコレある訳じゃない。
活動資金が潤沢になるわけでもない。
河川管理者と市民団体の絆の糸である。
つまり、パートナーシップをもって水域を守りましょう!
という程度のことである。
だから、今まで通り、
俺たちは俺たちのスタイルで霞ヶ浦を守って行く……。
日本の水域は日本国民の財産なんだ。
ならば利活用している俺たちが守るのは当たり前のことだ。
税金を払っているんだから国がやれ、役人がやれ……では、
物事は少しも進まない。
10数年前の霞ヶ浦の「53 Pick Up!」では、
年間に6~8トンのゴミが集まったが、
それが現在では2~3トンに減少している。
これが何を意味するものか、賢明な読者諸君には理解できるだろう。
そしてこれらのゴミ処理は、誰の手も借りずに
ゴミ拾いをした参加者一人ひとりが負担しているのである。
こいつはちょっとすごいことだよ。
こんな破天荒なことを20年も続けて来たが故に、
霞ヶ浦のゴミが減ったのである。
物事を前に進めるには、動くことだ。
会議よりも実働である。
法律や生態系について云々言う人よりも、
目の前に落ちているゴミを拾う人の話を俺は信じる。
今回の集まりは河川協力団体に指定された人たちばかりだった。
つまり、実働されている人たちの集まりだったので、
とても役に立つ会議だった。
日本全国にはこうした環境活動をしている人が沢山いるんだなぁ。
暑い昼日中、東京まで出張って得たものは大きかった。
河川協力団体……頑張ろう!