その460 魚釣りは人生だ!
漫ろ歩きは小魚釣りでも
心の中にゃ大型魚釣りの血が通っている
俺は霞ヶ浦の自然人
足下の植物までもが気にかかる
そんな一節を鵞鳴りながら、
阿見町から美浦村の湖岸線を釣り歩く。
所々に人間から見た良いスポットがある……が、
魚にとってはどうなのだろう?
そんな疑問が頭を掠める。
で、普段は決してやらないであろう場所で、
ルアーを投げる。
実は、これが冒険なんだ。
ルアーをキャストして、リトリーブしている間中、
心の中にワクワクドキドキが生まれる。
しかし、淡い期待は諦めに変わる。
でもね、これからが大事なのだよ。
期待が諦めに変わりかけた頃、
突然に水中で何かがルアーに襲いかかることがある。
これが衝撃だ。
心臓破りの衝撃である。
予測していない事態に遭遇した時の対処法で、
その釣り人の危機管理能力が試される。
油断していると、魚の英知にいとも簡単に負けてしまう。
先日、俺もルアーテストの時に体験している。
だがね、嘆き悲しむことはない。
ここからが更なる飛躍だからだ。
どんな状況下に於いても、
決して油断しない強い精神(こころ)づくりに邁進できる。
失敗を恐れるのではなく、学んで行くことが進む為の秘訣だ。
そう、魚釣りは人生の様なものだ。