罵州雑言

罵州雑言

その585 不文律


 

 

先日開催したファミリー釣り教室では、

トータルで6匹のモツゴが釣れたのである。

 

水深30cmほどの池で、丸見えの透明度の中、

寒風吹きすさぶ厳寒の日・・・・・・と言う相当に難しい条件だったが、

午後になったら魚が少し動きだし、

みんなのウキをピクピクとしてくれたのである。

西の池の魚たちは、なかなか愛想の良い魚たちであるな。

 

 

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今回はグルテンよりもアカムシに分があった。

恐らくはモツゴだけが動いていたのだろう。

当たりの出る場所はほぼ決まっていた。

箱の様な池であっても、

それなりに良い場所と悪い場所があるんだな。

 

 

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子どもは釣れると直ぐその場所に入りたがるし、

強引に入ろうとする。

それを諌めるのが大人の役目である。

が、最近の大人はその子どものままである。

人が釣っている場所に平気な顔で、無言で入ってくる。

だから子どもが真似するんだよ。

 

我等が釣り教室では、そんなことはさせない。

他人が釣りをしている場所を侵さない・・・・・・ってことを学ばせる。

 

もちろん、この時の様な厳しい条件下であれば、

一匹釣れたら交代・・・・・・って措置も取るけれどね。

でも、基本的には自分が選んだ場所で、

頑張る気持を持って貰いたいのである。

 

諦めずに頑張る姿勢を、この頃に養い培って欲しいのである。

だから、俺は怒るよ。他人の領域を侵して越境釣りをする奴をね。

 

他人の領域を侵さないという不文律は、

領土問題や宗教問題にも言えそうな事柄であるが、

そこまで風呂敷を広げるつもりは毛頭ない。

あくまでも魚釣りの世界でのことだよ。

 

と言うことなので、保護者の皆さんも暖かく見守って下され!

 

 

 

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