●M-1 トーナメント
3月8日、小生はM-1トーナメントなるものチャレンジしてきました。
これはマルキユーさん主催のヘラブナのトーナメントで、
毎年、熱い盛り上がりを見せているものです。
全国規模で行われており、
予選は9カ所、その後、勝ち抜いた人々が準決勝、決勝にコマを進めます。
ちなみに、「マルキュー」ではなく「マルキユー」ですので、
そこんとこよろしく。
そういえばマルキユーさんのエライ人はいつも53UPに来てくれていますね。
トーナメントの述べ参加人数は約1000人。
その頂点を目指すヘラ師が馳せ参じるわけです。
私も100年早いとは思いつつ、
何年か前から参加しておりまして、
その都度、予選落ちしております、ハイ。
一見地味なトーナメントですが、
実はかなり盛り上がっています。
つまりこんな感じです。
現在ではネットでエントリーできますが、
ほんの数年前まではFAXでした。
やっぱりシニア層が多いからですかね。
私もシニアですけど。
んでも最近は自宅にFAXがない人が多い。
だもんでそういう人はコンビニでFAXを送ります。
でも、エントリー締め切りが近づくと、
コンビニからのFAXが通らない。
混んでてお話し中なのです。
ですから1時間、コンビニで格闘する人もいたとか。
そんな感じの盛り上がり方なのです。
最近では若い参加者も多くなりました。
バスアングラーも少なくありません。
んで、私のM-1ですが、
出場したのは湯崎湖。
友部にある管理釣り場で、
トラウトのレイク湯崎と併設されている釣り場です。
普段はよく釣れる釣り場なんですが、
人がたくさん入るととたんに釣れなくなる。
魚の割り当てが少なくなるからですね。
だから実力の差が出る。
エサや仕掛けのセッティングも極めてフィネスじゃないと、
水温が低いこの時期の魚は口を使ってくれません。
ウキもあまり動きません。
我慢の釣りになります。
そんな状況で私が指名した釣り方は底釣り。
じっと待つことができるこの時期の定番です。
受付の後、抽選で引いた私の釣り場は7プロック94番。
悪い場所ではありません。
湯崎湖にエントリーしたのは176人。
ビッグネームも多数います。
これを7人ないし8人ずつ23ブロックに分け、
ブロックのトップ、そしてブロック2位の何人か、
トータル27人が準決勝に進めるというわけです。
競技は7時30分から14時まで、
途中30分の休憩を挟んだ6時間です。
池の釣況から予想される予選通過ラインは10枚。
それをクリヤーすれば予選通過の可能性は高い、というものでした。
そんな感じで3月8日、試合当日の7時半を迎えたわけです。
天気は曇り、それほど寒くありません。
皆さん挨拶を交わしてからエサ打ちを始めます。
私もゆっくりと最初のエサを打ちました。
とりあえず魚を寄せなければなりません。
30分もすると魚が寄り始め、ウキがモヤモヤ動き始めます。
ミチイトのテンションを抜いて待っていると最初のアタリ。
「チクッ」という小さいけど瞬間的ないいアタリでした。
これで1枚。
予想以上に早い釣果です。
周囲の人はまだ釣れていません。
「これはもらった?」
気が早いやろ!
しかし世の中、そんなに甘くありません。
朝一番に無警戒な魚が釣れるのはよくある話です。
それが証拠にその後、ウキはピクリとも動かなくなってしまいました。
ですが渋いのは覚悟の上と、落ち着いてエサ打ちを続けました。
するとあちこちで竿が立ち始めました。
上手い人は釣れるパターンを見つけると、鬼のように釣ります。
私が少し焦り始めた頃、2度目のアタリが訪れました。
「ビシッ」
アワセも決まり2枚目。
そして5分後、3枚目、
直後に4枚目と、ナイスフィッシュでーす、と絶叫したくなるペースが来ました。
隣りの若者はまだ0です。
2時間以上音なしでした。
(可哀そうに)
しかし前半戦終了直前、その若者は3枚立て続けに釣りました。
(悪い予感)
私は同じブロックの釣り人の釣果をチェックしていましたが、
前半戦終了時点で私ともう一人が4枚。
隣りの若者が3枚。
あとは2枚と1枚でした。
そして後半戦が始まりました。
準決勝に行けるのか?すべてはここで決まります。
魚のタナが上がったと感じた私は釣り方を変えました。
隣りの若者と同じ釣り方です。
「人の釣り見て我が釣り直せ」
とはヘラブナ釣りの至言です。
前半戦終了間際に釣れ始めた隣の若者の釣りをパクったのです。
すると2枚、連続で釣れました。
これで6枚。
(ひょっとしてひょっとした?)
しかし隣の若者は尻上がりに調子を出して、
4枚目から6枚目まで連発します。
「ナヌ?」
私は焦りました。
ひょっとしてパターンつかんじゃった?
逆に私はドツぼにはまってしまいました。
(このまま終わり?)
私の危惧は正しいものでした。
その若者は私がのた打ち回っている間に釣果を伸ばし、
ついにツ抜けを果たしました。
んで試合終了。
私6枚、若者10枚でジ・エンド。
若者が予選通過です。
湯崎の長い1日が終わりました。
やっぱり自分の釣りを押し通すべきだった、とは後の祭り。
一言でいえば実力不足です
そして私は帰り道、別の会場にエントリーしたのです。