貫禄の勝利!グラチャンOBの川村光大郎氏が
圧巻のテクニックでタフコンディションを制す!!
2017年6月11日、WBSプロ第3戦と同時に、土浦新港でグランドチャンピオンシップトーナメント(通称グラチャン)の第3戦が開催された。
今回はスペシャルゲストとして、グラチャンOBでもある、川村光大郎氏と折金一樹氏が参戦した。
ゲストといっても参考記録などではなく、参加するからには真剣勝負ということで、両名共に参加費を払い、一般の参加者とのガチ勝負と相成った。
さて、当日の天候は朝のうちは快晴無風、途中からは南寄りの風が強く吹いたが、一般人からすると梅雨の晴れ間のお出かけ日和の一日となった。しかし、釣り人にとってのレイクコンディションは減水傾向という明らかにタフになることが予想された。
前回のグラチャンはプロ戦二日目に開催され、初日のリリースフィッシュの効果もあってか、非常に良く釣れた大会となった。
今回も釣果に淡い期待を寄せつつ、大会がスタートした。
開始直後に前回の優勝者の柿澤選手が1200gのグッドウェイトを持ち込んだ。
今大会は会場内にティムコブースも併設され、ティムコルアーで釣った参加者は特別賞が与えられる。柿澤選手はいきなりティムコルアーであるフレキシーカーリーで魚をゲット。
開始直後の電光石火でティムコ特別賞をゲットした。
開始直後のウエイインで今回も祭りのごとく魚が持ち込まれるのか…と思いきや、その後はタフコンディションが明るみになり、ポツリ、ポツリとウエイインされる結果となった。
柿澤選手の逃げ切りかと思われたが、終了10分前にドラマが起きた!
ゲストの川村光大郎氏が明らかにビッグフィッシュを持ち込んできた。周りの参加者から祝福されるように、ウエイインロードを駆け抜け、注目のウエイイン…。
スタッフ矢口のBASS名物司会者ばりの『ジャイアントバースッ!!』
というコールが新港に響いた。
その魚は1335g!!やはりモッテいる男は違うといったところか。
その一匹で優勝が決まった瞬間だった。
表彰式の川村氏のコメントでは、過去のグラチャンでの釣り方を試していったということ。その中でも、当時ブームとなったダイワのTDソルティスラッガーを使ったライトキャロライナリグにフォーカス。普通の引き方ではバイトがないということで、キャロライナリグを数センチ刻みで操り、沈み物を丁寧に釣った。今回はワームこそ一誠のビビビバグを使用したが、その使用方法は一般の釣り人よりもかなりスローなもの。
今回グラチャンに参加した一般人は、川村氏、折金氏の真剣な釣りを間近で見て、きっと貴重な経験をしたはずである。今回はジュニアの参加者も多く、その中には両名のようなアングラーになりたいと願うものも少なくなかったはずである。
今回は当日のキャンセルも出たが、総参加者は107名と大盛況のうちに幕を閉じた。
次回のグラチャン第4戦は真夏となる8月20日に開催される。