2020年8月22日(日)、新利根川・松屋貸しボート店をベース会場に、J.L.B.A.の第2戦が開催されました。
今回は熱波炎天下での激戦が予想され、参加チームは15チームでした。
前回通り、参加者とスタッフはマスクやフェースシールドを着用し、また飛沫防止シートを設置して受付が始まりました。
もちろん、最初にすべきはアルコールでの手指消毒と検温です。
皆さん、積極的にご協力いただき受付は無事に終了しました。
スタート時は、今にも雨が降りそうな空模様でしたが、スタッフの号令で参加選手は思い思いのスポット目指してボートを走らせました。
受付の片づけと検量の準備をしていると、南の空が真っ黒な雲に覆われていました。
松屋の三代目の話では「千葉県側は大雨が降っているどっ」とのことでした。
その不安が的を射て、午前7時過ぎには土砂降りの雨に降られました。
参加選手の皆さんにとっては、恵みの雨というよりも試練の雨になったことでしょう。
雨は3時間ほど降り続きました。
合羽を着ると暑いし、かといってびしょ濡れは嫌だし、選手にとっては釣りの集中力を削ぐような雨でした。
それでも途中でリタイヤするチームは一つもなく、全選手が最後の最後までロッドを振り続けたのでした。諦めない・・・その精神力に脱帽です。
13時のチェックインタイムには全チームが無事に帰還し、ウェイインの開始です。
スタッフの手慣れた作業で、次々に選手のウェイインが行われました。
しかし、ノーフィッシュチーム続出でしたが、やはり釣る人は釣りますね。
何匹かのナイスフィッシュを見ることができました。
同時に嬉しい話も耳にしました。
キーパーに満たないバスが多数釣れたという話です。
J.L.B.A.のキーパーサイズは20㎝なので、それに満たないサイズのバスは、間違いなく今年生まれのバスだということです。
昨年秋の魚類大量死で新利根川のバスはいなくなった・・・と言われましたが、やはり自然はしたたかです。
小さい魚や甲殻類なども数多く確認されています。
新利根川が復活しつつあることを、トーナメントの開催で知ることができました。
参加いただいた皆さんに感謝です。
すべてのウェイインを終えて、いよいよ表彰式です。
MCは今回ボランティアで駆けつけてくれた関和学プロにお願いしました。
楽しいインタビューと関和プロの適切な釣りの解説もあって、充実感のある表彰式になりました。
関和プロ、次回もよろしくお願いいたします。
優勝 畠中 穣・吉川真一チーム 2400g
残念だったのは、かなりデカい魚をバラしたこと。
使ったルアーはO.S.Pのドライブビーバーのフリーリグで、大きいバス2本を釣った。葦際に投げて、すぐにバイトがありました。
初めての参加で優勝出来て嬉しいです。
2位 長野 昌・荒木寿夫チーム 2320g
1400gでビッグフィッシュ賞も獲得。新利根川のキンチャクでチャターベイトで釣りました。キンチャクのシャロー側に投げて、深いほうに落として行く釣り方が奏功しました。ビッグフィッシュはパートナーが釣りました。
入れ替えは出来ませんでしたが、5本をキャッチ。
前回は5バイトあっても釣れなく悔しくて、リベンジで今回も参加しました。
3位 畑山新也・畑山 凌チーム 1580g
こんな天気だったので、巻物で押し通そうと思いました。
エバーグリーンのバンクシャッドで2本釣りましたが、まさか入賞するとは思いませんでした。
レポート:吉田幸二