どしゃ降り→晴天の第２戦
1830ｇのビッグを持ち込んだ
三村陽子＆樋口千穂チーム優勝
女性だけのバストーナメント「J.L.B.A.」第２戦が、６月29日（日）土浦・マルト ボートをベースに開催された。
梅雨真っ只中の関東地方。
当日の天気予報は朝からときどき雨、お昼ごろには晴れという予報。
参加した８名、４チームの選手はみなレインウェアを着込み万全の体勢で臨んだ。
土浦の大会エリアは、花室川河口から沖宿の岬を直線で結んだ西浦周辺。その中で入れる流入河川は、境川、桜川、花室川。
大会前日までは、花室川、桜川が好釣果であるという情報。本湖は農薬の影響か、 もしくは強風の影響で底の泥がかきまわされてメタンガスが発生し、水中が酸欠状 態を引き起こしていたのか。特に石田のあたりはフナやコイの死骸が目立っていたようだった。
大会当日。
前夜から降り続いた雨が、当日の川の様相を変えていた。
プラでは本湖メインで考えていた佐藤真理選手。
ところが、プラでは本湖の水が悪すぎたのと釣果も芳しくなかったため、桜川をチ ェックした。桜川は雨続きだったわりに水がきれいで流れが少し強いぐらいだった 。
というわけで、佐藤＆吉田チームは当日桜川へ入る。
しかし、前夜のゲリラ雨と当日の雨が想像以上に悪影響を及ぼしていると感じて、 本湖へ作戦変更。
桜川を出て河口の石積みに入るが反応を得られなかったため、大津新堀、そして田 村、花室、再び田村を迷走することになった。
意を決して大津新堀に入り直し、ドライブスティックのダウンショットで960ｇをキャッチ。しかしそれが最後で時間一杯、結果１匹で３位となった。
２匹をウエイインし1070ｇで２位となったのは森田＆水村チーム。
川が好調という事前情報を元に花室川に入ることを考えていたが、前のフライトの チームが花室川へ入ったかもしれないと思い、まずマルトボート前のジャカゴから スタートした。
森田選手はダブルモーションのゼロダン、水村選手は４inカットテールのネコリグ でひとつひとつ丁寧に撃っていくがバスの反応を得られず当初の予定どおり花室川 へ。
花室川河口に到着し、２投目でパートナーの水村選手が4inカットテールで１匹目をキャッチ。その後河口からカバーを釣っていくと、カバーの近くで再び水村選手が１匹釣ってくれた。
その後、雨は強く降りはじめ、どんどん川の水が濁流になっていったのでまた河口 に戻り、ちょっと投げるとまた水村さんにヒットするが、惜しくもその１匹は手に することができなかった。
それから、水質のよさそうな大岩田や桜川河口の杭、桜川の河口部を探るも水の濁りがキツく、そのままタイムアップ。結果２位となった。
「今回３年ぶりの釣りをする」といって、一時的にカムバックした樋口選手と組んで第２戦を制したのは三村選手。
前週の土曜日に軽くプリプラを行った三村選手は、不安定な天気、前夜の雨を考え
て、エリアを石田とマルトの前に絞っていた。
朝イチ、石田のジャカゴからドック、ワンド、ブレイクをやるもキャッチしたのは キャットフィッシュのみ。一見、水質は悪くないがフナなどの死骸を多くみかけたうえにそのうち雨が強く降ってきて、移動を決意。
７時ごろにはマルトの前に移動。それから、ひたすらマルトの前のジャカゴを行っ たりきたり。ときどきオダなどに移動しつつ、基本はマルト前のジャカゴを最後まで撃ちきった。
1830ｇのビッグフィッシュをキャッチしたのは８時前。
「きたよ!」と樋口選手が声を出し「自分で獲れそう？」とのんきに声をかけた三村選手。ふりむくとあきらかにデカい魚体が水面にあがってきており、あわてて三村選手がネットで無事ランディング。これがこの大会のビッグフィッシュとなった。
その後、８００ｇフィッシュを三村選手が掛け、その後何度もバスを掛けるもミス
を連発。さらに樋口選手が１匹を追加し、３匹で2970ｇで第三戦を制した。
【タックルデータ】
■三村陽子選手
ロッド：ティムコ／フェンウィック・テクナGP TAV-GP66CMJ
リール：ベイトリール
ライン：サンライン／FCスナイパーBMS12lb
ルアー：ゲーリーヤマモト／プロセンコー（５gジカリグ）
■樋口千穂選手
ロッド：ピュア・フィッシング・ジャパン／Fantasista REGISTAピッチングフリップ
リール：ダイワ／ピクシー
ライン：サンライン／FCスナイパーBMS12lb
ルアー：ZBC／ウルトラバイブスピードクロー（５gテキサス）
次回の第3戦は8月10日（日）。
霞ヶ浦のマルトボートをベースに土浦で開催される。興味のある女性は、試合への参加はもちろん、見学も大歓迎！ ぜひ会場に!!。
J.L.B.A.は随時、お試し参加のメンバーも募集しています！
バス釣り好きな女性の参加をお待ちしております！
