2006W.B.S.プロクラシック16


出村輝彦プレスアングラーレポート(1日目) 浜口幸一

W.B.S.の関係者の皆様、当日は大変お世話になりました。
早朝よりお疲れさまでした。

私は、土曜日のみですが、出村プロにお世話になりました。
朝の抽選の結果、出船は20番目と、あまり良く無いスタートでした。

出村プロは今日の台風接近の雨空を見ながら、
「きょうの天気だとまったくのノープランになってしまった、
天気が保つ予定だったのに!」と、
プラではかなり良い感じだった様でした。
「今日はあまり走らないからバスボートの醍醐味を味わえないよ」
とバスボート始めての私に声を掛けて下さり、いざ出動。



桜川河口につくなり「先にポイント入られてる…」
やっぱり出船20番はつら〜〜ぃ!
仕方なく、国土交通省の水門周りから
スピナーベイトで南岸を釣り上るもノーバイトに終わり、
最初の橋の手前から常磐線の鉄橋少し上流まで北岸のシャローを
クローワームのテキサスでピッチングしながら細かく撃っていくが
全くのノーバイト。

8時頃まで粘ったが、ここで本湖北側で一番手前の手野ドッグへ小移動。
ドッグの外壁をクローワームテキサスのピッチングで攻めるもノー感、
近くの石積みをスピナベ、水門をテキサスやダウンショットでもノー感。
9時半に桜川の朝一に入りたかった場所が空いていたので
アンカーを打って粘る準備OK。
一投目に20cmのノンキーがテキサスで釣れたが、
その後、クランクイト、ダウンショット等、全て全滅。
鉄橋の下、桜川河口部の北岸、
本湖新港そばの北岸のストラクチャ−も全て全滅。
最後に桜川下流部南岸をテキサスで撃つと
時間ギリギリに27cmのノンキーが釣れて一日目が終了。



出村プロ今シーズン初のオデコだそうです。
今までの好調がこの台風でパターンが崩れ、
今日のパターンにアジャストできずに終わりました。



どうしてもプラまでのパターンを引きずってしまい大崩れっていう、
Basser誌のトーナメントのレポートでよく出てくる、
「悪魔の囁き」みたいなものにはまっちゃつたって感じですね。


出村輝彦プレスアングラーレポート(2日目) 渡井亘昭

僕は、プロ選手、そしてバスボートを目の前にすると
自分でも気づかないうちに『ちびっ子』になってしまうクセがある。
店では絶対に売っていないカッコいいバイクに乗って、
戦いに挑む仮面ライダーの姿に憧れた…あの感覚に包まれる。

前日の嵐の中の試合で、びしょ濡れのシート…
僕を気遣ってビニールを用意してくださった出村プロの優しさと
スプールに巻かれたFCスナイパー『BMS』の鮮やかな色彩が
心地よい太陽の光とシンクロして、
長い長い競技時間中、初体験のプレスの緊張感から僕を解放してくれた。
まさに『サン(太陽)ライン』(笑)

『今日は、ビッグフィッシュ、ビッグバイト…に集中するよ』



初日、残念な結果に終わり、たとえ優勝の可能性が絶たれたとしても
広大な霞ヶ浦と、そしてバスと、最後まで真剣に向かい合う…
そんなプロ選手としてのプライドが、
エレキを踏む後姿から、ずっと伝わってきた。



そして競技を終えて、笑顔で手を振る御家族の姿を見つけた瞬間、
心優しき戦士が、さらに優しいパパの笑顔に戻られたのを見て、

『世界一、心にやさしい』大会…ネットトーナメント『霞探』に
ぜひ御家族と一緒に、ゲストで参加していただけたらなぁ…
と、ふと想った。

初めての『生』のトーナメント…
『生』の選手、
『生』のバスボート、
『生』のテクニック、
『生』のプライド
『生』のウェイイン、
『生』の「んズガ〜ン」、
『生』の表彰式…
そして『生』のガッツポーズ!
忘れてはならない、これを支えるスタッフのみなさんの、
『生』の活躍…
そして、全ての結晶…『生』の霞ダイブ!!



今まで、雑誌やホームページの中の世界だった出来事が
写真が動画になり、
活字が音声になり、
平面が立体になり…
なにより僕自身が、
『生』のファンになれた…
そんな素晴らしいクラッシックだった!!