2007W.B.S.プロクラシック16


佐藤紀之 プレスアングラーレポート小林 雄二郎



今回はプレスアングラーをやらせていただきありがとうございました。
私はW.B.S.のホームページをたまたま見て、
クラシックのプレスアングラーが欠員により急遽追加で一名募集!
というのを見て応募し、運よくプレスアングラーをやらせていただくことになりまし
た。
私は今年から印旛沼などでトーナメントに参加するようになり
魚を探す楽しさを知りました。
霞ヶ浦水系という広大なフィールドから
プロの選手がいかにしてバスを探していくのかと
ワクワクしながら初日を迎えました。

DAY1
台風の接近によりかなり強い雨が降るなかでの初日のスタート。
私が同船させていただくことになったのは佐藤紀之選手でした。
プラに入れなかったらしく魚が見えていないとのことでした。
朝一に入ったのは梶無川、雨の影響でかなり水がにごっていました。
フラッピングホグのテキサスからアプローチを開始、
100mあるかないかのストレッチを1時間以上かけて
丁寧にアプローチしていくがノーバイト、
次に桜川に入り、河口から500mくらいの所から
葦を撃っていくがこれもノーバイト。
上流に上がるにしたがって濁りがひどくなっていきます。
ファットイカやスピナーベイト、クランクベイトなど
ローテイションしていくがアタリが出ません。
12時頃になり釣り下っていくと、
2度ほどバスを発見しましたがまったく反応せず、
残念ながら初日をノーフィッシュで終了しました。

DAY2



初日とは一転してピーカン無風の中でのスタート。
朝一は、桜川に入るものの前日の雨の影響で、
ものすごい流れと濁りでエレキを全開にしてもステイするのがやっと。
でも魚はいるはず! と河口近くの水門からアプローチを開始していきますが
釣りにならず30分くらいで移動。
初日に入った梶無川に入りました。
桜川よりはひどくないもののかなりの濁り、
初日よりさらに細かく葦を撃っていくがノーバイト。
次に入るエリアのイメージが湧かないようでしたが、
それでもリップラップがあるエリア、
ジャカゴエリアなど可能性に賭けてランガンしていきました。
この時点で12時過ぎ、前日より帰着時間が早いため
最後のエリアで再度桜川へ入りました。
朝と変わらずものすごい濁りと流れの中、
少しでも流れをプロテクトしているようなところを
ノーシンカーで撃っていきますが、時間だけが過ぎていきます。
佐藤選手が「こんなところに居るへそ曲がりなバスはいないだろーなー」
とあきらめムードで投げたそのとき、水面近くでバイト。
渾身のフッキングを決め、
二日間通して最初で最後のバイトをモノにしました。



ついに価値ある一匹を手にすることが出来ました。
釣れた瞬間プレスというのを忘れて大喜びし、
佐藤選手と、ガッチリと握手をかわしました。



正直私は朝一桜川を見た瞬間釣れないだろーと思っていました。
しかしバス釣りには絶対はない、
そして最後まであきらめない佐藤選手の気持ちが
あのバスをもたらしたのではないだろうか?
今回プレスアングラーをやらせていただき
霞ヶ浦の難しさを思い知らされたと同時に
バス釣りの面白さを改めて感じることが出来ました。
すばらしい経験をさせていただき本当にありがとうございました。
私もいつかW.B.S.にアングラーとして出場したいと思います。

最後に試合中にもかかわらず色々とお話をしてくださった佐藤選手、
本当にありがとうございました。
そしてこれからも頑張ってください。