強風の北浦決戦を制したのは!
去る8月23日(日)に、WBS2015シリーズ第4戦が北浦・潮来マリーナを会場に開催された。当日は大型の台風15号の影響による悪天候が心配されたが、トラブルもなく無事予定通りに開催された。
各選手ともプラクティスではかなり良い釣りを展開していたようである。しかし当日は天気予報で発表されていたよりもはるかに風が強くなり、予定していたエリアに入れずに苦戦した選手も多かったようである。
まず4,110g(5フィッシュ)を持ち込み6位に入賞したのは小野 光一/保延 宏行選手のチームである。北浦をホームグラウンドにする小野選手率いるこのチームは爪木のジャカゴをチャンクローで攻めた結果である。
続いて第5位は香取 潤一/平野 高志選手のチームで4,230g(5フィッシュ)である。北利根川の水門で1本釣った後に風の影響を受けにくい掘割川に移動してリミットメイクを達成した。
第4位には今年好調の大藪厳太郎選手と平間 太選手のチームである。このチームはプラクティスの段階から手分けしてこのトーナメントに挑んだ。ただ大藪選手は霞ヶ浦本湖のハードボトムで好感触を得ていたが結局強風で行きたいエリアに入ることができず消化不良だったようである。その後北浦・爪木エリアで2本ずつ、バックアップ用と考えていた東岸エリアで入替を達成しこの順位になった。
4,700gで第3位に入ったのは橋本卓哉/袖山敦志選手のチームである。プラクティスでは巻物に大きなバスが反応していてこれなら優勝を狙えるのではないかというところまで絞り込んでいたが、強風で予定していたエリアに入れなかった。結局、霞ヶ浦本湖周辺では1本しか獲れず北浦に戻ったが、この時点では1本のみでのウェイインも覚悟したそうである。その後プラクティスでポツポツ釣れていたスピナーベイトとダウンショットに反応が出始め、何とか拾いながらの釣りと言いながらこのウエイトは見事である。
続いて5,740gで2位に入ったのは加木屋 守/赤羽修弥選手のチームである。加木屋選手は火曜日からプラクティスをこなし外浪逆浦と北利根川に手応えを感じていたが、外浪逆浦は風の影響で釣りが出来ずに風を避けて北利根川の夜越川に入った。しかし1本しか釣れずに作戦変更を余儀なくされた。次に掘割川に狙いを変えたところバイトは少ないものの来れば良い魚が釣れてきた。結果として赤羽選手が獲った1,570gを筆頭にこのウェイトを持ち込んだ。使用ルアーは両名とも3.5gとそれ以下のスモラバをメインで使用した。
そして優勝の栄誉に輝いたのは、強風の影響もあり1時間以上も早く帰着をし、一番でウェイインした金井 敏選手と第3戦桧原湖で優勝した平川皓也選手のチームです。平川選手は第4戦の1週間前のプラクティスでエンジンを壊してしまいC登録(ノンボーター)として第4戦に臨んだ。
予定よりも早く始まったウェイインショーでライブウェルから取り出される魚はどれも見事なサイズばかりで、検量の結果はビッグフィッシュとなる1,690gを含む6,310gという破壊的なウエイトである。一瞬他のチームもビッグウエイトを持ち込んでくるのではという錯覚も起こすほどでしたが結果的に最後までこのウエイトを超えるチームは現れずポールtoウィンとなった。
このチームは2位のチームも狙った掘割川で最初から最後まで釣り続けた。金井選手はプラクティスから好調だったバックスライド・ドライブスティックを中心に巻物をはさみながら狙い、平川選手はシャッドテールのノーシンカーでその軽さからノー感じになってしまうところを我慢しながら狙い続け、グッドコンディションのバスを引き出した。
WBS2015シリーズもこれでいよいよ9月12-13日の最終戦・第5戦2Dayを残すのみとなった。現在AOYレースのトップを独走する小田島選手がそのまま突っ走るのか、それとも波乱が起きるのか!また、BPOY(ベストパートナーオブザイヤー)争いも今回3位に入った平間 太選手がこれまでトップを堅持してきた堀越真務選手を逆転、最終戦の展開も気になるところだ。
Tackle Date
第1位 金井 敏
Tackle Date
第1位 金井 敏
Tackle①
Rod:フェンウィック TAV-GP 69CMJ
Reel:ベイトリール
Lure:ドライブスティック
Line:12ポンド
Rig:バックスライド
Tackle②
Rod:フェンウィック TAV-GP 62CMLJ
Reel:リベルトピクシー
Lure:開発クランク B-Tight
Line:14ポンド
Rig:
第1位 平川 皓也
第1位 平川 皓也
Tackle①
Rod:ダイワSTZ701HMHXB-XTQ ハスラー
Reel:ダイワSS-SV
Lure:シャッドテール
Line:モンスターブレイブ14ポンド
Rig:ノーシンカー
Tackle②
Rod:ダイワSTZ731HXHFB-US ワチタ
Reel:タトゥーラ
Lure:バックスライド
Line:モンスターブレイブ16ポンド
Rig:ノーシンカー
第2位 加木屋 守
Tackle①
Rod:ポイズン アドレナ 1610L+BFS
Reel:ベイトリール
Lure:BFカバージグ2.7g+ディトレーター
Line:サンライン シューター FCスナイパー 8ポンド
Rig:スモールラバージグ
Tackle②
Rod:エクスプライド 168MH
Reel:ベイトリール
Lure:シュリンプ4in
Line:サンライン シューター FCスナイパー 14ポンド
Rig:バックスライドリグ
第2位 赤羽 修弥
Tackle①
Rod:プロトML
Reel:SS-Air
Rure:3.5gアベラバ
Line:フィネスブレイブ 10ポンド
Rig:スモラバ
第3位 橋本 卓哉
Tackle①
Rod:ダイワ スティーズ681MMHFBブラックジャック
Reel:アルファスSV
Lure:ハイドロハンド4in(ジンゴローム)
Line:モンスターブレイブ10ポンド
Rig:ダウンショット 7g
Tackle②
Rod:ブラックレーベル+ 661MRB-G
Reel:スティーズSV
Lure:ハイピッチャー3/8 DW
Line:モンスターブレイブ 14ポンド
Rig:スピナーベイト
第3位 袖山 敦志
Tackle①
Rod:天龍 マグナインパクト 65M
Reel:ABU Revo ALT
Lure:ドライブクローラー 4.5in
Line:天龍MI-207F 8ポンド
Rig:ヘビダン7g