では「プロクラシック24」の上位選手の
2日間を振り返ってみよう。
小島 貴選手 Day2 Bigfish
スタートして最初に入った西浦の自衛隊前の
テトラで開始10分でヒットしてきた。
今年ずっと練習してきた西浦は魚は少ないが
釣れればデカいと考えていた。
風がまともに当たってボートをステイさせるのも
大変なような状態でヒットさせた。
来年はデカい魚でリミットを揃えたい。
ちなみに2,690gはWBSレコードである。
Tackle Date
Rod/TACTICS TCSC-70MHG THE Super Nova HUSKY
Reel/DAIWA TD-Z 103ML
Line/バスザイル マジックハードR 14Lb.
Lure/D-Zoon 3/8
☆秋は巻きだ!
3位/Day1 BigFish 草深幸範選手
プラクティスから頑張れば一日3匹なら釣れると
予想していた。但し釣れればサイズはデカかった。
そしてクラシックは優勝以外は意味がない
3本でいいからデカいのを釣ろうと考えた。
初日は風がないので霞本湖を2周回った。
まず1本目は浚渫狙いでヘビキャロで1kgを釣る。
プラクティスで杭は晴れないと釣れない
事が判っていた。11時暗いから晴れて来た
タイミングで杭を狙い1,500gをキャッチする。
結局、湖2周して2バイトだけだった。
更に狙うことも考えたが早めに土浦方面に戻り
石田のエビオダでテキサスリグで初日の
ビッグフィッシュとなる1,710gをキャッチ。
更にワームでバイトがあるも歯形のみで初日が
終了した。
3本4,170gで3位に付けた。
2日目
初日にバイトが少なかったため展開を変えてみる。
朝一からオダとブレイクを狙ってみるが
8時までノーバイトだった。
プラクティスで水の色を見に行って釣れそうだった
北浦へ1時間かけて走った。
北浦の3mの深いオダへハイピッチャーマックス5/8の
スローロールで1本キャッチ。
その後エスケープツインテキサスでかけるもラインブレイク
してしまった。
鹿行まで行くがノーバイトだった。
再度オダに戻りハイピッチャーマックスで1,300gをキャッチした。
この試合は自分の中で予定通りの釣りだった。
プラクティスから一日3本、二日で6キロから7キロと読んだ。
結果として優勝できるパターンを見つけられずに
終わってしまった。
来シーズンこそはAOYを狙いたいと語った。
Tackle Date
①
Rod/STZ-721 MH/H XB-SV
Reel/STZリミテッド105XHL
Lure/エスケープツイン
Line/シューター・インビジブル14Lb
Rig/1/4ozテキサスリグ・バサーズバレット
②
Rod/STZ721 MH/H XB-SV
Reel/プロト
Lure/パワーホッグ 3″
Line/シューター・インビジブル14Lb
③
Rod/7.2Feetベイト・プロト
Reel/ジリオン TW 1516H
Lure/ハイピッチャーMax 5/8oz TW
Line/シューター14Lb
Day1-BigFish
Rod/STZ721 MH/H XB-SV
Reel/プロト
Lure/エスケープツイン
Line/シューター・インビジブル14Lb
☆少ないバイトをモノにするタックルシステム!
2位 大藪厳太郎選手
初日の6320gはこの季節としては自分でも記憶にないような
良い釣りだった。
クラシックだし勝ちたい、ウェイトを狙っていく事に
重点を置いた釣りを考えた。
自分の釣りのメインである浚渫を中心にプランを立てた。
但しこの季節の浚渫は風が吹いたら釣れない事は判っている。
そこで風がなかったら浚渫で勝負することを決めた
釣れるのは 凪から微風までである。
しかしこの時期は風が吹かない事はないと考えた。
よって直前のプラクティスでは浚渫以外で釣れる場所を
探したが同船者は釣ったが自分自身は3日間のプラで
ノーフィッシュだった。
結局バックアップを持たずに試合に臨むことになった。
最初に入ったのは南岸の浚渫エリアで5投目で1,300gを1本キャッチ
使用したのはイマカツクランクIK180である。
霧のため場所がはっきりとわからずGPSに頼りながらミドルクランクを
ロングキャストで狙った。
更にドノーシャッド/ハイピッチでキロフィッシュを1本追加する。
ポイントにプレッシャーを掛けすぎないように
ディスタンスを取りながら1,100gを追加、これが07:30である。
もう一か所気になるところに入ると1投目でノンキーが釣れて
しまったがすぐに2投目で1200gをキャッチ、この時点で4本キープした。
これが09:00である。
次に晴れてきたタイミングでフットボールジグを打ち1,500gを釣り
リミットメイクに成功する。09:30だった。
ポイントを休めるために移動したが晴れた後はノーバイトだった。
2日目
翌日は北東風が強くなる予報が出ていたため
水深のあるドック回り・ブッシュ系・葦を狙い1本キャッチする。
何かに引っかけてリフトさせまたフォールすると小さなバイトがある。
しかし減水の影響でバイトが得られず北利根の下流部でようやく
小型を1匹釣るもその後はバイトが得られなかった。
そして最後の2時間はドノーシャッドを使いうまくバスとリンクすれば
との期待を持って石積、テトラに勝負をかけて巻き続けた結果
1本を追加してフィニッシュとなった。
プラクティスの段階からある程度予想できていた
結果なので優勝に手が届かなかったのも仕方がないところだと思うと語った。
初日には自分のMaxを見せられたことは良かった。来年はさらに上を狙うと決意を聞かせてくれた。
Tackle Date
①
Rod/テムジン スティード
Reel/ベイト
Lure/ドノーシャッド ハイピッチ
Line/東レ エクスレッド 10Lb
②
Rod/テムジン インスピラーレ スーパークーガー
Reel/ベイト
Lure/IK180
Line/東レ エクスレッド 12Lb
③
Rod/テムジン インスピラーレ エゴイスト
Reel/ベイト
Lure/ゴブリン 1/2oz+ダットカット
Line/東レ エクスレッド 16Lb
優勝/蛯原英夫選手
蛯原選手は今年オールスター出場したが
全く結果が出せなかった。
実は試合前はかなり自信があったにもかかわらず
釣れなかったという事であった。
結果的に1匹しか釣れなかったのは当日の天候と風の影響で
自分のリグがバスに合っていなかったと考えた。
北東の風が当たると活性が上がるのは判っていたが
ベタ凪で風がないとテキサスリグ・ゼロダンのような
オモリがあるリグには口を使わない傾向があった。
そこでエバーグリーン・ピッチンスティック+1/20ネイルシンカー
を使用するとバスの反応が出て4本をキャッチした。
これはオールスターと同じエリアである。
リミットメイクとなる5本目はプラクティスで見い出していた
ドック前のテトラでキャッチした。
これは何処にでもいるわけではないが場所によって
エビやゴリが張り付いているテトラがあった。
このエビやゴリが張り付いているテトラをダブルモーションの
2.8インチテキサス3.5gのマッチザベイトと考えた。
これで最後の1本を入れリミットメイクして
初日2位と好位置につけた。
迎えた2日目は北東風が強くなるとの予報が出ていた。
しかし北東が吹いても釣る自信があった。
スタート前に仲間には風が吹いたら6kg持ってくると
宣言してスタートしたという。
スタート後自信のあるエリアを得意のテキサス、ゼロダン
を打ち続けるも2時間近くノーバイトであった。
しかし絶対にバスはいると考えた。
もしかすると「オモリ」を嫌っているのではないか?
と考え前日に良かったピッチンスティックに変えたら
1,500gが釣れてきた。そして更に500g1本追加、
これが9時である。
実は初日の晩ピッチンスティック用のタックルの
ラインを巻き替えている最中にベイトフィネス系のロッド
スパークショットが目に入った。
スパークショットベイトフィネス系のロッド
土曜の夜に車の中から2.7gスモラバを持ち込んだ。
これにC-4シュリンプ3.5インチを組合せフォローで
食わせようと考えた。
ダメ元で使ったスモラバに1,400gが釣れてきた。
結果的には入れ替えも行い5本中4本をスモラバで手にした。
初日終了後に平川皓也選手にエリアを譲ってもらった。
本当にありがたく負ける訳にはいかないと思った。
そして最後にファンやサポートしてくれる大勢の人たちへの
感謝の言葉で締めくくった。
Tackle Date
①
Rod/ヘラクレス・スパークショット
Reel/ベイト
Lure/C-4ジグ+C-4シュリンプ
Line/バスザイル マジックハードR 12Lb
②
Rod/ヘラクレス・ブルーマイスターLTS
Reel/ベイト
Lure/ダブルモーション2.8”
Line/バスザイル マジックハードR 14Lb
Rig/テキサスリグ3.5g
③
Rod/ヘラクレス・スパークショット
Reel/ベイト
Lure/ピッチンスティック
Line/バスザイル マジックハード 14Lb
Rig/ネイルリグ
☆東浦の木ジャカ・オールスターのリベンジ!
WBSより
このプロクラシック24を持ちましてWBS2015シリーズ
の全スケジュールが終了いたしました。
ご協力いただきましたスポンサーの皆さま、関係者の
皆様に感謝いたします。ありがとうございました。
2016年シリーズも何卒よろしくお願いいたします。
WBS会長 横山鉄夫