WBS2016 第2戦レポート


魅せた!霞ケ浦の底力!

 

好天に恵まれた5月21~22日の二日間にわたってWBS2016シリーズ第2戦が

土浦新港をスタート地点として霞ケ浦全域で開催された。

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ここの所の霞ケ浦は天気に恵まれていても毎日のように強風が吹き荒れてしまい

中々思ったようなプラクティスが出来ないという声が選手から漏れていた。

初日の天候は晴れである。しかし風が冷たい。スタッフとして土浦新港で待機し、

テントの下などの日陰に入るとスタッフウェアの半袖シャツ一枚では寒い。

WBSのトーナメントでは2Dayの場合、初日の帰着時刻はファーストフライト

ならば14:30である日の出とともにスタートするWBS方式では9時間以上の

試合時間となる。

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このような中まず初日にトップに立ったのは昨年までのB登録から今年A登録に

変更した今井 新選手と非メンバーでNB(ノンボーター)参加の奥山晃弘選手

のチームである。そのウェイトはなんと7,340gである。1,900gというナイスな

魚も入っている。それにしても見事なウェイトである。

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そして第2位に入ったのはA草深 幸範選手/B中野隼人選手のチームである。

中野選手は昨年一度NBで参加しこの試合からB選手として出場するまさに

デビュー戦である。このチームは10時の時点でこのウェイトを揃え、

メインエリアにはその後手を付けずに翌日のプラクティス(?)をしていた

という事である。それでも7kg越えというのは素晴らしいとしか言いようがない。

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更に3位に入ったのは両Aプロの成田紀明選手/高橋 亨選手チームである。

このチーム、実はスタート後まもなくエンジントラブルに遭遇してしまった。

本部に連絡が入り「エンジントラブルで土浦新港に戻る」という事である。

土浦新港に戻るにもかなりの時間を要したが戻った後、高橋 亨選手が自身の

ボートが置いてある北浦・潮来マリーナまでボートを取りに行き土浦新港で

ボートチェックを受け再スタートしたのが09:00である。そして6,330gを

ウェイインした。正直これには驚かされた。

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以下は初日の上位の成績である。

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迎えた最終日も若干雲はあるものの雨の心配はなさそうである。雨と言えば

土浦周辺では夜間にかなりの雨が降ったようで土浦新港にも初日にはなかった

水溜りがあちらこちらに出来ていた。どちらにしても釣りに影響するほどの

雨ではなさそうである。

本日の帰着時刻はファーストフライトが13:30と前日より1時間繰り上がる。

ただスタートが早いので前日よりも短いというだけで、釣りをする時間は

8時間はたっぷりある。WBSはなぜそんなに早くスタートするのか?

それはプロトーナメントとして開催しているのだから当然注目度は上がる。

ここで好成績を出さなければ釣り人も集まって来ない。好成績を出して

たくさんの一般のバスアングラーの皆さんに釣り場に来てもらう。

これこそがバスフィッシング業界に対して我々がなすべきことであると

考えている。今どんなルアーが釣れていて、またどんな魚が釣れるのか。

そのためには少しでも良い成績をメンバーに求める。これがWBS流である。

話をトーナメントに戻そう。WBSではトーナメントごとに取材車両を

走らせる。さすがに土浦戦の時には北浦までは行かないが、霞ケ浦の

湖岸を一周して写真やビデオを撮影する。朝からスタートして戻るのは

昼少し前である。この取材班が戻るとある程度のその日の状況が判る

のである。そしてこの日の状況とは・・・「釣れてないよ!」という

事であった。

まず初めに会場を沸かせたのは初日にノーフィッシュとなってしまった

A安藤 毅/NB長谷川和雄のチームで5フィッシュ/5,200gをウェイインした。

実はこのウェイトは2日目3位のウェイトである初日からの切り替えに

成功したと思われる素晴らしいウェイトである。その後も多くのチームが

スコアメイクに苦しむ一日となってしまった。

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このような状況の中第6位に入賞したのは初日にエンジントラブルに

見舞われながら3位に着けていた成田紀明/高橋 亨チームである。

初日はサイトで狙いハイウェイトを叩き出したが、二日目はアフターと

フィーディングバス狙いに絞ったが結果が出せずにこの順位となった。

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第5位に入賞したのは石井賢二/桂 裕貴選手のベテランコンビである。

初日の9位からジャンプアップした。2日間のほとんどの時間を桜川を攻め

た結果である。

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第4位は初日の6位から順位を上げたA小田島 悟/B田中貴史選手のチームである。

ウェイインした魚はプラクティスで見い出した洲の野原を2日間とも狙い、

初日5,040g、二日目5,060gとトータル10kgオーバーのナイスウェイトを

持ち込んだ。強い風が当たり、ゴミがたまっている周辺を丁寧に攻めた結果で

ある。キーパーギリギリの魚が残っていたが最後の最後で田中貴史選手が

ナイスサイズを仕留め入替えこの順位になったという事である。

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第3位は初日に7,340gという強烈なウェイトを持ち込みトップスタートとなった

A今井 新/NB奥山晃弘選手である。プラクティスから導き出した戦略は朝一は

小野川に入り8時まで狙いその後本湖東岸でサイズアップを・・・という作戦で

2日間を戦った。2日目はプレッシャーによるバラシなどのミスフィッシュもあり

苦しんだ1日となってしまったようである。

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準優勝はA草深幸範/B中野隼人選手及び

優勝のA香取潤一/早乙女剛選手の詳細は以下の動画をご覧ください。

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