年間チャンピオン(AOY・BPOY)とクラシック出場権
を手にするのは誰だ!
9月17‐18日の2日間にわたってWBS2016年の最終戦となる第5戦が霞ケ浦・土浦新港を会場に開催された。
激シブといわれた第1戦北浦からスタートしてついにレギュラー最終戦を迎えた。今年も残念ながらスーパースリーデイズの開催が叶わなかったために年間成績上位15名とディフェンディングチャンピオンの蛯原英夫選手によるクラシックの出場権が決定し、さらには2016年のアングラーオブザイヤー(AOY)が決まる試合となる。
第4戦が終わった時点でのAOYレースのトップに立っているのは第2戦で優勝し続く第3戦で準優勝と今年絶好調の香取潤一選手である。第2戦の12,790gというウェイトが光っている。そして2位以下には第2戦を香取選手に次いで12,080gをウェイインした草深幸範選手、昨年のAOY小田島 悟選手と実力者が追うという展開である。更に最終戦が2Dayであることを加味すれば、4位今井 新選手、5位の超ベテラン石井賢二選手にもチャンスがあるといえるだろう。ベストパートナーオブザイイヤー(BPOY)も第4戦終了時点でトップの田中貴史選手を大ベテランの早乙女 剛選手が800gの差で追っている。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるが、初日の朝はまだまだ夏の香りを残しているようで「むし暑い」朝だった。風も無く準備を進めるために動いている私の首に掛かっているタオルはスタート前にビショビショである。
WBSの朝は早い。暗いうちからボートチェックが始められる。続いて選手のエントリーではチェックイン/アウト用のゼッケン、車両の前後にマグネットで貼り付けるマグネットゼッケン、エマージェンシーコール入りのウェザーカードが配られる。スタート前注意事項等の説明がありミーティングが終わるとすぐにランチングが始まる。そして日の出時刻の5時20分最終戦の幕は切って落とされた。
初日の朝は霞ケ浦としてはびっくりするくらい穏やかな朝となった。気温はそれほどでもないがとにかく蒸し暑い。ほとんど無風の土浦新港で想像したのは「静かすぎて釣れないのでは?」と心配するほどだった。
WBSトーナメントは2Dayの場合の初日のチェックインタイム(帰着時刻)はファーストフライトが14:30である。1Day(2Dayの2日目も同様)よりも1時間長いフィッシングタイムが与えられる。今回のトーナメントの場合初日は約9時間釣りをすることができる。この釣りをする時間が長い理由は選手に対して「できる限り多くのナイスなバスを持ち込んでもらいたい」という考え方からである。プロトーナメントであるが故に一般アングラーに与える影響は大きい。結果が良ければ多くのバスアングラーが釣り場に足を運んでくれるだろうという考え方からである。そして初日の帰着時刻がせまり、いよいよ初日のウェイインが始まる時刻になった。
まず一番最初にステージ前に現れたのは高橋 亨/保延宏行のチームである。リミットを揃えて3,820gとまずまずである。
2番目のウェイインは藤原勝己/鈴木将之で同じくリミットメイクのウェイトは5,070gでこの日のBigFishとなる1,490gを持ち込んだ。
そして次が4,890gの川口信明/柏木健作である。状況としては悪くなさそうである。
その後ウェイインショーも中盤に差し掛かり、松村 寛/キムショー・チームが5,670gを持ち込みトップに立った。
初日フライト順最後だった成田紀明/関口恭兵がこの日3チーム目となる5kg超えの5,250gを記録したが松村/キムショーチームを超えるチームは現れることはなかった。
初日2位の成田紀明/関口恭兵チーム 関口恭兵選手は第4戦優勝パートナーである。
初日4位通過の盛 隆弘/田口 晃チーム
同6位通過の今年絶好調・石井賢二/末永宏行チーム
Day2に続く・・・