No.10 BAIT
「いゃあ、全然ベイトがいなくて、困っちゃったよ」
バスアングラーがよく口にする言葉です。
いわゆるベイトが密接に影響する釣りですから、当然ですね。
これ自体、何の問題もありません。
ただし
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日本で使う場合のみです。
例えばアメリカでケビン・ジョン……じゃなくて
ケビン・ヴァン・ダムと一緒のボートで釣りをしたとします。
その時に
「いゃあ、全然ベイトがいなくて、困っちゃったよ」
といったら、ケビンは「は?????」てな感じでしょう。
「何言ってんの、おぬし」って感じです。
そしてあなたのタックルボックスを指さして、
「そこにいっぱいあるじゃん!」
というでしょう。
BAIT という言葉は本来、エサという意味です。
といっても泳いでいるエサではありません。
ハリの先に付いていて魚を釣るためのエサを示します。
当然、ルアーも含みます。
あっちでBAITというと、普通はルアーを意味します。
だからケビンは怪訝な顔をするのです。
タックルボックスを指さして「そこにあるじゃん」というのです。
だったら日本人が意味するベイトは何というか、
それは
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Baitfish
といえば意味は通じます。
ただし、それだと小魚を意味しますので、
エビやザリガニ、虫なども総称して
ケビンなどは
Forage という言葉をよく使います。
これは馬に与えるカイバなど、飼料を意味します。
つまり魚のエサを総称してForage というのです。
だから
「いゃあ、全然Forageがいなくて、困っちゃったよ」
といえば、ケビンは「おぬし、やるな」と一目置いてくれるでしょう。
そりでは、また来週。