No.107 Short hole
先日、久しぶりにゴルフに行った。
大山のそばの美浦ゴルフクラブだ。
まあまあ名門で、雰囲気もいい。
当日は曇り、雨の予報だったが、
けっこう若い人が来ていた。
他と比べてプレー費は高いのに、
やっばり若い人はオシャレなコースに来るんだね、
と理解した。
このコースのパー3には
ご覧のようにティーが自由に使えるようになっている。
パー3向けのショートティーだ゛。
なかなかニクイ演出だ。
ちなみに日本ではパー3のことを
「ショートホール」という。
実はこれは完全な和製英語。
日本だけの言い方だ。
外国人と一緒にプレーして、パー3にやって来た時、
「ここはショートホールです」
というと
「は?」という顔をされる。
それが220ヤードのパー3だったら
「長いじゃん! ショートじゃないでしょ?」
と訝しがられる。
まあ、ゴルフ雑誌やえらそうなテレビ中継の解説者も
どんなパー3でも「ショートホール」と表現しているわな。
まるで釣り雑誌やプロアングラーが
「霞水系」などと言っているようなものだ。
「霞水系」なんてどこにもない。
さて、んじゃ本場で「ショートホール」はなんというかというと、
これはシンプルに「パー3」だ。
100ヤードでも220ヤードでも「パー3」。
.
ちなみに「ロングホール」ともいわない。
450ヤードのパー5に来て、
「ロングホールです」というと
「長くないじゃん」と不思議がられる。
これもシンプルに「パー5」だ。
だからパー4を「ミドルホール」なんていうのも完全に日本だけの話。
これも正しくは「パー4」だ。
永久に日本だけでプレーするのならどうでもいい話だけど、
言葉ってものは正しく使いたいね。
そりでは。