No.129 Left me on read
「初めに言葉ありき」
などと申しますが、言葉は時代を映す鏡でもあります。
昔はなかった言葉も、新しい機器の出現で誕生したりします。
てか、スラングも含めて、言葉は年間ものすごくたくさん生まれます。
んで今回のお題
Left me on read
もその一つです。
これはつまり
ラインなどの「既読スルー」ってこと。
読んでもそのままで「ノーリプライ」ということです。
ちなみに「既読」は英語では「read」と表示されます。
こんな言葉は携帯が生まれる前はあり得なかったですね。
だから言葉は日々、生まれつつある、ってことです。
でも、変わらない言葉もあります。
携帯の話をしたのでついでに申しますが、
「電話を切る」とは英語で
Hang up the phone
といいます。
なぜhang up かというと、
昔の電話機は壁に掛かっており、
電話を切る時にそこにガチャンと「掛ける」
からhang up が使われるわけです。
この言葉は黒電話の時代もプッシュホンの時代も、
公衆電話でも同じように使われていました。
そして現在でも生きており、スマホでも使われています。
このように、時代を経ても変わらない言葉があるのも面白いですね。
そりでは。